主催者代表挨拶

深川市長 河 野 順 吉

 皆様、おはようございます。深川市長の河野でございます。
 開会にあたり、北海道都市地域学会、北海道市長会、深川市を代表して一言ご挨拶を申しあげます。
 本日は、全道各地から、首長様、議会議員の皆様、さらには、日ごろからまちづくりに強い関心をお持ちの市民の皆様など多数のご参加をいただき、このように盛大に開催できますことに、心からお礼を申しあげます。
 ご参加いただきました皆様に、心よりご歓迎を申しあげます。
 北海道都市問題会議は、今年で29回目を迎えましたが、本市では、初めて開催させていただくものでございます。
 本日まで会議の開催にご尽力を賜りました、北海道都市地域学会の淺川会長様をはじめ役員の皆様、さらに、北海道市長会の田中事務局長様以下事務局の皆様に、心から深く感謝を申しあげます。
 さて、長引く景気の低迷や、国の三位一体の改革などにより、道内の各自治体は、かつてない大変厳しい状況に直面しております。
 こうした中で、住民一人ひとりが、郷土に誇りと愛着を持ちながら、いきいきと働き、安心して暮らすことができる、個性豊かな地域社会を構築していくためには、将来の地域を支えるひとづくりや、コミュニティーの形成に向けた住民との協働、「産・学・官」の連携を一層推進していくことが不可欠となっております。
 また、ひと・ものの積極的な交流を図るとともに、安全・安心で活力ある地域づくり、地域の恵まれた環境を次の世代へ引き継ぐための施策の推進に努めていかなければならないと考えているところでございます。
 本市は、道央と道北を結ぶ交通の要衝に位置し、石狩川や雨竜川の流域に肥沃な田園地帯が広がる、農業を基幹産業とする地方都市でございます。
 こうした地域特性を踏まえ、米のまちをアピールする「ライスランド構想」や、地域情報化のための「マルチメディア構想」をまちづくりの柱として、安全・安心な農業、都市と農村との交流、電子自治体構築に向けた取り組みなどを積極的に推進しております。
 こうした本市の取り組みにつきましては、午後のパネルディスカッションの中で紹介させていただきたいと考えております。
 この後、北海道都市地域学会の淺川会長様から詳しいお話がございますが、今回の都市問題会議は「農業を軸とした新しい都市の創成〜新農業都市の提案〜」をテーマに開催いたします。
 また、北海学園大学経済学部教授の太田原先生から「食と農のあるまちづくり」と題した基調講演をいただきます。
 太田原先生のお話を切り口に、午後のパネルディスカッションでは、パネリストの皆様からの話題提供や、本日参加いただきました皆様からのご質問やご意見によって、活発な議論が展開され、有意義な会議になることを期待しております。
 さらに、明日は、北海道都市地域学会セミナーが開催されますが、地域の課題に即した内容が用意されており、地域住民のほか自治体職員にとりましても、大変貴重な研修の場になるものと期待しております。
 終わりになりますが、本日の会議開催にあたり、快く講演をお引き受けいただきました太田原先生をはじめ、コーディネーター、パネリストの皆様方に心より感謝を申しあげますとともに、今回の会議が、参加をいただきました皆様お一人お一人の今後のまちづくりの実践に向けて、有意義なものとなりますことを心よりご祈念申しあげ、開会のご挨拶とさせていただきます。
 本日は、誠にありがとうございました。


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