本日の北海道都市問題会議を、たいへん興味深く聴かせていただきました。また、この会議の意義深さを改めて感じさせられました。先般、北海道市長会において、函館市を次期開催地としてご承認いただきましたことに、改めてお礼申し上げ一言ご挨拶させていただきます。
　第27回北海道都市問題会議は「まちづくりのルネサンス〜交流と文化、そして豊かさ〜」をテーマに、ランベッリ・ファビオ先生の基調講演をはじめ、まちづくりに対する皆さんの熱心なご討議をお聴きし、たいへん有意義な時間を過ごしました。この会議の開催にご尽力いただいた北海道都市学会の皆さん、北海道市長会、そして山田市長をはじめとする小樽市の皆様に心から感謝申し上げます。
　また明日から、「知恵のまちづくり全国都市フォーラム」が同じく小樽市で開催されるそうです。新たな時代に向けまちづくりにかけるエネルギーに改めて感銘を受けております。
　近年はあらゆる面で変化のテンポが速まっており、先の見えにくい時代であると考えます。その中で皆さんが知恵を出し合い、独自の魅力にあふれる地域社会を築き、市民それぞれの価値観に基づいた質の高い生活を送る。それを実現する都市空間をつくっていくことが必要とされると思います。その意味で、本会議が今後のまちづくりの重要な指針を提供してくれると考えます。
　来年は、小樽市のご協力も得ながら、北海道都市学会、北海道市長会の方々と力を合わせて、貴重なご意見・ご提言が得られますよう準備を進めてまいります。
　「歴史のまち函館」で親しまれておりますが、北海道の最も南に位置しており、皆様からは一番遠いまちに当たるかもしれません。なにとぞ多くの方に函館へ来ていただき、ご参加くださいますようお願い申し上げ、次期開催地の挨拶とさせていただきます。